【ベランダ】に水道を付けたい!費用相場はどのくらい?
大阪の住宅でベランダを作ってみたけども、ベランダにプランターなどを置く場合には、水道があった方が便利です。毎回洗面所などから水をベランダにもっていくのも大変だからです。では、ベランダに水道を設置するには一体どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。そこで、工事の内容とそれに伴う費用の両方を見ていきます。
ベランダに水栓を設置するメリットデメリット
ベランダに水栓があるとベランダの床や窓の掃除がしやすくなるのでとても便利です。ですが、中にはベランダ水栓は不要だと思われる方も多く初期計画では設置していなくても、後付けしたいという希望も多く寄せられます。
あると便利なベランダの水栓ですが、メリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか。水栓を付けたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ベランダ水栓があるメリット
ベランダに水栓があるメリットは3点あります。ベランダの床や窓掃除がしやすい・ベランダに置いた植木に水をあげやすい・ベランダアウトドアを楽しむことができる、という点です。
ベランダには屋根がありますが、雨や風によって砂やほこりが運ばれてきてしまいどうしても汚れてしまいます。ベランダの床だけでなく手すりや窓も汚れということなのでお家を清潔に保つ為にも必要でしょう。
また、ベランダに水栓があると、ベランダ菜園などをしている方は水やりが楽になります。お花を飾ったり、土で汚れた手もすぐに洗うことができます。
今ではベランダにウッドデッキを敷いたり、BBQやカフェタイムを楽しまれる方も増えています。ベランダで様々な楽しみ方を行う人が増え、水栓があったほうが生活全体が便利になるでしょう。
デメリット
デメリットはやはり費用面ではないでしょうか。新築に設置する場合は外壁内に配管で5~20万円、外壁外に配管で3~7万円が費用目安です。
ですが、後付けになると外壁外に配管の選択肢しかなく、3~15万円が費用の目安になります。建物の外観の見栄えが良くないので気になる方は化粧配管を採用する必要があるでしょう。
また後付けの場合は建物内部に配管を通す場合大掛かりになり、費用も高額になります。その為、庭などの立水栓から水道をひく施工になります。
DIYで付ける方もいると思いますが、配管のビス留めをしっかり行うことと、防水処理をしておくことが重要となります。ですが慣れていない方や不安な場合は専門業者に依頼した方がよいでしょう。
ベランダに水栓があると水漏れのリスクを心配する方もいるでしょう。ですが、水栓に関してはどの場所であっても水漏れのリスクはあります。
キッチンやトイレ、浴室と比べてベランダの水栓が際立って水漏れのリスクが高いわけではなく、使用頻度の高さを考えると室内の水回りの方がリスクは高いと言えるでしょう。水栓の水漏れは定期メンテナンスなどでしっかり防ぐことができるので検討の参考にしてください。
ベランダに水道を付ける時の注意点
ベランダに水道をつける際の注意点は、以下の4つです。
・排水経路を確保する
・水漏れ対策をする
・賃貸物件やマンションの場合は管理人の了承が必要
・作業中は止水をする
それぞれを詳しく見ていきましょう。
排水経路を確保する
ベランダに水道を設置する場合、排水経路を確保しなくてはいけません。一般的にベランダには雨水などを流す必要があるため、排水溝が設置されています。しかし、一部のベランダでは排水溝が設置されていなかったり、雨水用の排水溝なため狭くて水が流れづらいというケースもあります。
雨水用排水溝は大量の水を流すことが想定されていないため、水道増設時には問題が生じる可能性も少なくありません。排水経路がきちんと確保されていない場合は、給水管工事と同時に排水経路を設置する工事が必要になります。
また、排水溝への水の流れを確保するために、傾斜をつける必要があります。適切な排水のルートを確保しましょう。
水漏れ対策をする
ベランダに水道を設置する際は、給水経路の水漏れ対策しましょう。一般的に水道増設は、給湯機から分岐させて配管をベランダまで引きます。しかし、ベランダの近くに給湯機がない場合は配管工事を行い、遠くの給湯機から分岐してベランダまで引く必要があります。
仮に、屋外から2階や3階などのベランダへ給水管をつないだ場合、水漏れが起きてしまうと高さのある所から水が噴き出してしまいます。配管は最短ルートで邪魔にならないように引く必要があるため、状況によっては外壁などに穴を開けるケースもあります。
高層階のベランダからの水漏れは階下への被害が大きいため、凍結防止の保温材や配管カバーなどの対策も重要です。壁の中に水が入ってしまうと、カビや木材の腐食の原因にもなるので注意しましょう。
賃貸物件やマンションの場合は管理人の了承が必要
自分が所有する建物では自由に水道の設置工事を行えますが、賃貸物件やマンションに住んでいる場合は注意が必要です。賃貸物件の所有権は大家や物件の管理会社にあり、マンションの場合も共有部分があるため、追加の水道設置には管理人の了承が必要です。
仮に、事前に許可を取得せずに工事を進めると、トラブルの原因となります。水道増設の工事は大がかりなものではありませんが、小さな工事でもきちんと管理側の了承を得るようにしましょう。
作業中は止水をする
水道増設の工事中は、家全体のミスの使用を止める必要があります。普段何気なく行っているトイレやお風呂、手を洗うといった行為も、止水時にはできなくなります。工事が始まってから慌てないよう、家族や同居人に事前に通知し、水道の使用ができなくなることを把握しておきましょう。
その際、作業時間なども確認しておくとよいでしょう。一般的にベランダへの水道増設工事の作業時間は1日程度です。しかし、状況によっては2日にわたることもあるため、作業のスケジュールを工事業者と事前に共有しておくことが大切です。
まず業者から見つけることを始めなければいけない
大阪で、水回りリフォームをする場合には、まず業者を見つけることからスタートします。業者を探すにはお金はかかりません。業者探しの方法が二つあるとすれば、一つはインターネットの情報になります。
インターネットでは、検索窓に「大阪・水回りリフォーム」で検索すればいくつかの業者が出てくるでしょう。大阪市内なのかそれとも河内長野などの地方都市なのによって検索する内容が異なるものです。絞り込みをするには、市町村を入れて絞り込みをした方が合理的な検索が可能になります。
もう一つは、口コミから見つけることが必要になります。口コミから見つける方法とは、実際に知っている人から話を聞くことです。体験した人から直接話を聞けば、インターネットの情報以上の細かい情報を手に入れることができるはずです。
業者を選んだ後は、見積もりをしてもらえますが、見積もりをする場合も通常お金はかかりません。見積もりをしてもらう場合には、条件を明確に伝えることが必要になります。よく、インターネット上だけで見積もりをすることができる業者もありますが、正確な費用を出すためには現地調査を受ける必要があります。
現地調査をするメリットは、様々な家の条件があるため実際に業者がそこに来て、明確な金額を出せることでしょう。普通は、一度見積もりをした業者は途中で金額を変えることはありませんので安心です。
業者を選んだ後の対応の仕方を知る
ベランダに水道を設置する場面では、業者から主に二つの提案が提示されるでしょう。例えば、2階にあるベランダの場合には、水を引く方法が2種類あることに気がつくはずです。
一つは、建物の外壁に配管を設置して、庭がある場合には庭の水道から分岐させる方法になります。この方法は、あくまで外に水道管が通っており蛇口があることが大前提になります。蛇口がない場合には、実現不可能の方法になるため素直にあきらめましょう。
また、マンションに住んでいる場合なども、この方法を利用するのは難しいといえるでしょう。ちなみにマンションに住んでいる時、外から管を引く場合には、共有部分に手を加えることになる可能性もあります。この点は、マンションの利用規約などを見て判断する必要があるでしょう。
もう一つ提案があるとすれば、室内を通して水道を引く場合になります。この方法は、管が室内にある限り100パーセントに近いぐらいの確率で実現できる方法の一つです。室内から通す場合には、部屋のどこかに蛇口を通さなければなりません。
この時一番安いのは、壁の中ではなく部屋から見える位置に管が通っている場合です。例えば、フローリングの上で目に見える場所に通すことも可能になります。費用は1メートルあたり3,000円前後しかかかりませんので、可能な限り予算を使いたくなければこの方法が妥当になります。
それぞれの費用を見較べてみよう
室内にしか蛇口がない場合には、部屋の中から見える場所に管を設置するのも一つの方法ですが、あまりにも見栄えが悪いと感じる場合には、壁の中を通さなければいけません。壁の中を通すならば壁をはずすことが必要です。
この場合には、通常壁紙がはってありその下には石こうボードと呼ばれる厚さ1センチぐらいの板が入っています。この板を取り除くことにより、管を設置することが可能になります。管からの距離にもよりますが、1m当たり\10,000ぐらいの費用と考えておけばよいでしょう。
例えば、2階のベランダに管を設置する場合には、2階に洗面所などがあればそこから管をひいてベランダにつなげます。この時5メートルの距離があれば、50,000円ほどの費用が必要になるところです。
ただ、蛇口から直接的にひくのではなく、水道管からひく場合には管を分岐させなければいけません。この場合には、費用が30,000円から50,000円くらいかかりますのでベランダまで管をひくだけで、合計で70,000円から100,000円ほどになると考えておけばよいでしょう。
さらに、ベランダの所には排水管をひくことも可能になります。特に配水管をつけなくてもよいですが、見た目を気にして配水管をつなぐ場合にはさらに50,000円くらいのお金になるでしょう。
合計すると、150,000円ぐらいかかります。外から管をひいてくる場合には、壁の中を通さないため100,000円ぐらいの予算と考えておけばよいでしょう。ただ、管が目立たないように地面を掘る場合には150,000円程度はかかります。
作業の流れ
相談を行う
まずは、業者へ連絡を取って相談を行います。水回りのリフォームでは、場所や設備によって費用が大きく変わります。
そのため、事前のチェックがとても重要です。申し込みを行った後は、各会社のスタッフが実際に現場を調べてくれます。
設備の位置を確認する
現場での調査は主に、水道管を設置する場所について確認することから始まります。水道管の位置を発見したら、増設する蛇口の場所を決めましょう。
工事の料金は、蛇口の位置によって異なります。蛇口は建物の外観にも影響するので、利便性と見栄えを意識することがおすすめです。
蛇口の製品を決める
増設する場所が決まったら、どの蛇口にするかを決めます。蛇口は大きく分けて「単水栓タイプ」と「簡易シンク付きタイプ」の2種類に分かれます。
基本的に、単水栓タイプはその場で用意することが可能です。簡単な造りになっているので、比較的安価に利用できるメリットもあります。
一方、簡易シンク付きタイプは、製品の取り寄せが必要な場合もあります。単水栓に比べて利便性が高いので、多くの人が利用しています。
自分の用途やデザインに合わせて、蛇口の製品を選びましょう。
料金の確認
ここまでで、作業に関する具体的な方針が決まりました。すべて決まったら、作業にかかる費用を確認します。
料金の見積もりを確認して、問題がなければ作業開始です。
2階のベランダに水道管を設置するには、室内から水道管を通す方法と室外から通す方法が考えられます。水道管がむき出しになっていれば10,000円以内での設置が可能です。
壁の中を通す場合や、屋外から通す場合は150,000円ぐらいになると考えておきましょう。
工事開始
事前に決めた日程になったら、スタッフが作業を始めます。作業は1日で終わることが多いですが、場合によっては日をまたぐ可能性もあります。
設置場所や水漏れなどの問題がなければ、無事作業完了です。