リフォームで出た不要なガスコンロ!適切な処分方法とは
毎日のお料理に欠かせないガスコンロ。しかし、ひとたび処分となるとガスコンロは重たく、場所をとるうえ、処分する際は充分に注意する必要があります。ここでは、ガスコンロを処分するタイミング、不要になったガスコンロを処分する際の注意点、ガスコンロの適切な処分方法について解説します。
ガスコンロを処分するタイミング
ガスコンロはガスを用いて火を発生させる便利なものです。その原理は、点火ボタンを押すと点火プラグにスパークが飛ぶと同時に、点火用とメインバーナー用ガスが噴射され、燃焼が続くことで炎が維持されるというものです。点火プラグを機能させるには一般的に乾電池を使用します。
ガスコンロが古くなると、この点火プラグやガスを噴射する装置に不具合が出やすくなります。具体的には「乾電池を新品に交換しても点火プラグからスパークが出ない」「ガス弁を開き、ボタンを押すと、スパークは出るが火がつかない」「点火中、強いガスの匂いがする」「炎の色が青ではなく、赤色である」などが挙げられるようです。
「乾電池を新品に交換しても点火プラグのスパークが出ない」場合は、点火プラグの故障が考えられます。「ガス弁を開き、ボタンを押すと、スパークは出るが火がつかない」場合は、ガスを供給する噴射装置に不具合がある可能性があります。「点火中、強いガスの匂いがする」場合は、ガス漏れや装置の破損が考えられるでしょう。「炎の色が青ではなく、赤色である」場合は、炎が不完全燃焼している証拠です。キッチンのキッチンを換気して酸素の量を増やして解決すればよし。
これで解決しなければ、バーナーキャップが汚れていて充分な酸素を供給できていない可能性があります。これは普段からガスコンロを丁寧にお掃除していれば防げます。修理で対応できる場合もありますが、修理代が高額になった場合などは、これらのタイミングで処分を検討してもいいでしょう。
不要になったガスコンロを処分する際の注意点
ガスコンロは便利な反面、ガスを使用します。扱いを誤れば、爆発や一酸化炭素中毒といった重大な事故を招きます。くれぐれも扱いは慎重にしましょう。
まず、ガスコンロからガスを抜く必要があります。窓を開けるなどして換気を徹底してください。近くには火気を発生させるマッチ、ライターなどを置かないようにしましょう。
そのうえでガスの元栓を閉め、ホース内のガスを抜きます。ガスの元栓を閉めた状態で、点火して火が消えるまで燃焼させることで、ホース内のガスを使い切ります。火が消えたらホースをガスコンロから引き抜くか、難しいようならホースを切断しましょう。ガス抜きは非常に重要な作業です。ガスが残ったまま処分すると非常に危険なのでガス抜きは必ず行ってください。
ガスコンロが据付式(置き型)ではなく、はめ込み式(ビルトイン式)の場合は、自分で作業するのは避けたほうが無難です。はめ込み式は、機器メーカー、住宅建材メーカーが販売しています。備え付け、取り外しには充分な商品知識と技術が必要な場合があります。下手に作業すると、状態が悪化してしまったり、怪我をしたりする可能性があるようです。購入した販売店や住宅メーカーなどに相談するようにしましょう。
ガスコンロの適切な処分方法
処分するとなると、場所をとり、扱いに困るガスコンロですが、処分自体は意外に簡単です。
まず、買い替えなどで交換する場合は、古いものを回収してもらえば手間がありません。無料の場合、有料の場合、着払いで送付などさまざまな形で対応しています。新しいものを購入する際は、この点もあわせて相談しておきましょう。
次に、自治体や処分業者に回収、持ち込みで処分してもらう方法もあります。その場合は粗大ゴミとして出すことになりますが、当然料金がかかります。使用不能、危険な不具合がある、修理不能といった状態であれば、必要経費として割り切って処分しましょう。
次に、買い取ってもらう方法があります。「多少汚れている」「ちょっと不具合がある」などの状態でも買い取ってくれる会社もあります。リサイクルショップや宅配買取業者などに相談してみるのも手です。買取金額は、よい状態のもの以外は、調理機器ということもあってそれほど期待はできないでしょう。
フリマアプリや地元の交流サイトなどで買いたいという人や欲しい人を探すのも手です。活用する際は、トラブルを避けるため、「動作には問題ありませんが、使用による汚れ・傷などあります」「点火プラグを交換しさえすれば問題なく使えます」などといった具合で、商品の状態がわかる写真や詳細な文言を書くようにしましょう。「買い手が見つかったが、記載と状態が違ったので、引き取ってもらえなかった」「話と違う。このような状態では値をつけるのはおかしいと言われた」なんてことになっては、意味がありません。
また、配送を利用する際は精密機器程ではないですが、梱包にも気を配りましょう。段ボールの中に緩衝剤などガスコンロを固定するものを入れ、ガムテープでしっかりと箱の開口部を塞ぐようにしましょう。
ガスコンロを処分するタイミング、不要になったガスコンロを処分する際の注意点、ガスコンロの適切な処分方法について解説しました。ガスコンロは、現代には欠かせない非常に便利な機器である反面、扱いには注意が必要なものになります。充分な注意を払い、適切な作業をして処分するようにしましょう。上記を参考に、適切で安全なガスコンロの処分方法について考えてみてください。