後悔しても遅い!水回りリフォームのDIYはやらないほうがいい理由とは
洗面台やキッチンなど日常生活に欠かせない水回り。そんな水回りをリフォームしたいと考えたとき、専門家に依頼する他にも、自分でおこなうDIYもひとつの選択肢として検討する人もいるかとは思いますが、実はDIYはリスクが伴うためあまりおすすめできません。ここではDIYで水回りリフォームをやらないほうがいい理由について確認してみましょう。
トラブルに発展する可能性が高い
水回りリフォームは、ただネジ留めしてある部品を交換するなど単純な作業で済む場合もあります。しかし、洗面台や蛇口の交換などで、水道との接続をすることも少なくありません。その際には配管をしっかりと取り付けたり、パッキンで水が漏れないような対策をする必要があります。
そして使用する部品ごとに規格を合わせなければならず、もちろん取り付ける方法もさまざまです。ネジのサイズやパッキンの向きなど、気を付けなければならないポイントは非常に多いです。大掛かりな水回りリフォームではその取り付けの数が多くなる傾向があり、そのどれかひとつでも間違いがあると水漏れが発生します。
その水漏れを放置していると配管が錆びたり、床に広がってカビや腐食などのトラブルに発展する恐れがあります。もし一度取り付け、中々手が届かない場所でそのトラブルが発生したら、作業のやり直しはおろか、場合によっては工事が必要になり、かえって手間や費用が掛かってしまうということにもなりかねません。
また、DIYをおこなう際には、インターネットなどから得た情報を基本として、製品のマニュアルに従う人が多いでしょう。しかしその製品が本当に使用できるかどうかの判断が必要で、対応しているとしても条件が設定されていることがあります。その判断材料として専門用語が使用される場合も少なくありません。
つまり問題を避けながら水回りの製品をしっかりと対応させるには、知識と経験が必要です。したがって最初から学んでいく場合と比べると、専門家に依頼したほうが手軽に済む可能性があります。また知識と経験があるということは、それだけスムーズに作業を進められるという意味にもなります。
水回りリフォームは、作業中その場所が使用できないことがほとんどなので、できるだけ早めに終わるに越したことはありません。そういった意味でも専門家への依頼には大きなメリットがあります。
見た目が悪くなることが懸念される
水回りリフォームで綺麗な見た目に仕上げるためには、全ての作業をほぼ完璧に近い状態で完了させなければなりません。壁に取り付け穴を用意したものの実際には違う場所だったり、想定していたよりもいびつなサイズ感になってしまうなどが素人にありがちなパターンです。
その他にもタイルを使う場合の目地であったり、素材の色の組み合わせなど考えなければならない部分は作業内容によってさまざまです。また機能面では問題ないとしても、配管が剥き出しになっているなどで見た目が悪くなる場合もあります。
専門家であればその見た目を改善する案が出せるかもしれませんが、知識や経験がない人では難しいでしょう。DIYはそういった部分を全て自分で考えなければならず、頼れる相手がいない点もデメリットです。
水回りとしての機能を果たしてくれればそれで問題ないと考える人もいるかもしれません。しかしせっかくリフォームをするのであれば、見た目にもこだわったほうがいいのではないでしょうか。まして一度おこなったら後は数年から数十年単位で使い続ける可能性もあるので、将来のことも考えなければなりません。
費用と手間が増えることも
水回りリフォームを専門家に依頼するのではなくDIYでおこなう人は、作業分のコストを浮かせることを目的にしている場合が多いはずです。ただし、失敗してしまったケースを考えると、結果的に専門家に依頼しても大差ないかもしれません。
失敗した場合はその部分を補修したうえで、改めてリフォームを依頼することになるため、補修分の費用が上乗せされて高額になる恐れがあるためです。失敗が水回り以外に影響を及ぼすのであればなおさらで、そのような状況になった場合は、コストを浮かせるためという当初の目的の意味が失われてしまいます。
そのため、まずは専門家に相談をしてみて、DIYに本当にメリットがあるのかどうかを冷静に考えましょう。最終的にDIYをするかどうかは自己判断になりますが、失敗のリスクとともに費用と手間が増えてしまう恐れがあることは念頭におくことが必要です。
水回りであってもそこまで複雑でない作業内容であれば、DIYでもできる可能性はあります。しかしリフォームほど大掛かりなものとなると、必要となる設備や技術が大きく変わってきます。また、DIYは失敗のリスクがあることもあらかじめ理解しておきましょう。
こういった理由から、専門家に依頼したほうが安全かつ見た目・機能性ともにより質の高い仕上がりになるでしょう。もちろん快適に使用できる期間の長さも変わってくるはずなので、もしDIYでの水回りリフォームを考えているのであれば、後悔しないためにも一度検討し直してみてはいかがでしょうか。