お風呂のリフォームと同時に給湯器も交換したほうがいい場合とは？

お風呂をリフォームする際「一緒に給湯器も交換したほうが良いのかな？」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。本記事ではお風呂のリフォームと同時に給湯器を交換したほうが良いのか見ていきます。お風呂のリフォームと給湯器の交換を一緒に行うメリットも多いのでご紹介します。

お風呂と一緒に給湯器もリフォームしたほうがいい場合

お風呂をリフォームする際、給湯器のリフォームも行った方が良いのでしょうか。ここからはお風呂と給湯器を一緒にリフォームしたほうが良い場合を解説します。

給湯器の寿命が切れている場合

お風呂をリフォームするタイミングで、給湯器の寿命も切れている場合には、お風呂と一緒に給湯器もリフォームすることがおすすめです。給湯器の寿命相場は10年程度と言われており、10年以上を超えた給湯器は事故件数が多いことで問題にもなっています。壊れて大きな事故になってからでは遅いため、定期的に検査を行い、寿命切れが無いようにしましょう。

新機能を付けたい

お湯を入れるだけの機能に加えて「追い炊き機能を付けたい」という方もお風呂と一緒に給湯器をリフォームすると良いでしょう。なぜなら、追い炊き機能を付けるには配線を一本増やす必要があるため、結局お風呂もリフォームが必要だからです。また、お風呂と一緒にリフォームするべき機能としては、床暖房・浴槽乾燥機などもあります。

工事費を安くしたい

お風呂をリフォームして、また別の機会に給湯器をリフォームするとなると工費が高くなってしまいます。一度に工事を済ませると工費が安くなるため、工事費を安くしたいと考えている方は、お風呂と一緒に給湯器をリフォームすると良いでしょう。

家族が増えた時

「元々は2人で生活していたが子どもが増えた」「1人暮らしだったが夫婦になった」など家族が増えたときに、お風呂をリフォームするなら給湯器も一緒にリフォームするのが良いでしょう。家族が増えるとお湯を入れる回数や沸かすことが増えるため、既存の給湯器のレベルではまかなえないこともあります。

給湯器をリフォームする前に知っておきたいこと

給湯器をリフォームする前に知っておいたほうが良いことは「ガス給湯器の寿命サイン」と「長い間給湯器を使い続けるとどうなるか」の2点です。詳しく解説していきます。

ガス給湯器の寿命サイン

ガス給湯器の経年劣化のサインは以下の通りです。どれか一つでも当てはまれば経年劣化しているため、早急に点検を受けましょう。

・給湯器のリモコンに時々エラーが表示される
・給湯器の運転中に聞きなれない異音がする
・給湯器使用中にお湯の温度が一定でなくなる
・時々お湯がでてこない
・給湯器からの水漏れ
・給湯器の外装がひどくさびている
・給湯器の排気口回りが黒くなっている

長い間給湯器を使い続けるとどうなるか

長期間、機械を使用し続けるとどんな機械であっても経年劣化は避けられません。給湯器も同じように、経年劣化によって思わぬ事故に繋がる可能性があります。経年劣化で起こりうる可能性のある事故としては、機器や配管からの発火、設定温度よりも高温のお湯がでることによる火傷、異常な爆発、不完全燃焼による一酸化炭素中毒などです。

これらを避けるには定期的に点検・検査を受けることが大切になってきます。

給湯器をリフォームするときの選び方やポイント

給湯器はどのような基準で選ぶのが適切なのでしょうか。ここではリフォームする際の給湯器の選び方のポイントを解説します。

号数で選ぶ

先ほど、家族構成が変わったタイミングで給湯器をリフォームするとよいとお伝えしました。家族が増えたということはそれだけ給湯器を使う頻度が上がったことになりますから、給湯器自体のレベルをあげる必要があります。

その際の指標になるのが「号数」です。号数というのは水温25℃のお湯が一分間にどのくらい出るかの指数です。たとえば一分間に24ℓの水がでれば24号と呼ばれます。

目安として冬にシャワーと給湯が同時にできるレベルが24号、シャワーとお湯が使えるのが20号、年間通してシャワーを使えるのが16号、スポット給湯に最適なのが10号です。

タイプで選ぶ

ガス給湯器のタイプにはフルオートとオートの2種類があります。フルオートはお湯はりから追い炊き、保温、足し湯までが全て自動のタイプ、オートはお湯はりから追い炊き、保温までが自動のタイプです。

フルオートとオートの違いは自動の足し湯と追い炊きの有無ということになります。常にお風呂に入れる状態にしておきたいか、入りたいタイミングで追い炊き＋足し湯をして入るか、どのようにお風呂を使いたいかでタイプが変わってきます。

まとめ

今回はお風呂のリフォームと一緒に給湯器を交換したほうが良い場合について解説しました。お風呂のリフォームと給湯器の交換は絶対一緒にやったほうが良いとは言えませんが、一緒に行うことで、新しい機能がつけられたり、工費が安くなったりするメリットがあります。お風呂をリフォームする際には、給湯器の寿命を確認し、交換が必要か検討してみてください。

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